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こんにちは。渋谷区代々木のStillaアロマテラピースクール アンド サロン主宰、NARD JAPAN認定アロマ・トレーナー&アロマ・セラピスト 富田ゆかです。

ユズ精油についてご紹介します。

ユズ

植物学名:Citrus junos(ミカン科)/水蒸気蒸留(果皮)/産地:日本

植物・歴史芳香成分特長・活用方面禁忌・注意・その他

植物・歴史

柑橘類の中で最も耐寒性の強いユズ(Citrus junos )の果皮から水蒸気蒸留で得られる精油です。ユズは、世界の調香師たちからもその香りの美しさが高く評価されている日本産精油です。

ユズの原産地は中国の揚子江上流で、朝鮮半島を経て日本に伝わったのは飛鳥時代もしくは奈良時代頃と推定されています。

爽やかな酸味とともに若干の苦みも持ち合わせるユズの果皮の香気は繊細で素晴らしく、日本ではユズの旬の季節である冬場には和食様々なお菓子薬味・風味として食文化の中でも愛されてきました。

冬至の日にお風呂にユズを浮かべたユズ湯に入る風習は、江戸時代庶民の間から広まったと言われています。

現在では高知県徳島県での生産が盛んです。これらの地域では農業・大学・企業の協業によりユズを活用した様々な取り組み(食品・精油・化粧品・バイオマス資源活用など)がなされ、ユズの生産が地域振興と環境保全に繋がっています。

以前は圧搾法で得られたユズ精油が多く見られましたが、現在では水蒸気蒸留法ユズ精油がアロマテラピー用には主流となっています。これも、高知県を中心に減圧を用いた特殊な水蒸気蒸留法が確立・実用化されてきたことに関係しています。

参考サイト

芳香成分について

水蒸気蒸留法で得られたユズ精油は、d-リモネン(78%前後)を中心に、γ-テルピネン(9%前後)、α-ピネンβ-ミルセンα-, β-フェランドレンなど、モノテルペン炭化水素類の芳香分子が合計96%前後と組成の中心となっています。その他、ビシクロゲルマクレンなどのセスキテルペン炭化水素類リナロールなどのモノテルペンアルコール類をそれぞれ1%前後、フェノール類チモールを微量含みます(※プラナロム/KENSOのユズ精油)。

ユズ精油柑橘系果皮らしいジューシーで軽やかな香りを持つリモネンが主体ではありますが、若干のリナロールチモール等も含むことでフローラルな華やぎ感とかすかな薬品臭的な苦みが加わり、より繊細な香りを織りなしています。

水蒸気蒸留法の場合、ユズ精油はラクトン類のフロクマリン類を含まないため光毒性(光感作作用)の恐れはありません。一方、圧搾法によるユズ精油の場合はフロクマリン類が含まれる可能性も考えられるため、皮膚に用いる際には購入した精油のロットに対応した成分分析表やメーカーによる使用のガイドを確認する必要があります。

水蒸気蒸留法は原料ハーブが持つ芳香分子の中でも分子量の大きいものは抽出しにくく(フロクマリン類も分子量が大きめ)、分子量の小さなものは抽出しやすいという物理的な特徴があります。そのため、ユズ精油水蒸気蒸留法圧搾法では成分組成が若干異なり、香りの印象が違ってきます。

往々にして水蒸気蒸留法で抽出した柑橘系果皮の精油は、圧搾法に比べて香りが軽く淡くなります。空間へのディフューズ・芳香浴を楽しむ場合は、圧搾法ユズ精油を用いる方が香りが感じやすいでしょう。

特性を活かした活用方面

上品で美しい香りを活かして、天然精油の調香(フレグランス創り)嗅覚(香り)による精神面のケアに利用すると素晴らしい精油です。深く香りを吸い込めば氷が解けるかのように、固くなった心と身体が奥深くからじっくりと癒されてくることが感じられるでしょう。

ユズ精油入浴剤を作り、アロマバスとして楽しむのもおすすめですこの精油の主成分のd-リモネンにはリラックス作用やストレス緩和作用、血管拡張作用があります。血行が促進され身体が温まり、ストレスケアと健康増進の両面にとても役立つでしょう。

ただし、ユズをはじめ、d-リモネンを高濃度含む柑橘系果皮の精油皮膚刺激が少々強めです。精油原液のまま湯舟に入れたりせず、いったんKENSOバスオイル(無香料タイプ)で希釈してから湯舟に入れ、よく混ぜてトラブルなくお風呂を楽しんでください。

ユズジンジャーの精油と香りの相性が良く、ともに身体を温める性質があります。冷えが気になる冬の季節には、この2種類をブレンドした入浴剤で温かいお風呂を楽しむのはいかがでしょうか。

(※KENSOバスオイルを基剤に入浴剤を作る場合、バスオイル15ml程度に対して精油10滴程度を目安にブレンドし、よく混ぜます。)

禁忌・注意・その他

使用方法・使用量が適切であれば、この精油には禁忌はありませんただし、柑橘系果皮から得られる精油に共通する注意事項として、この精油も皮膚への刺激性がやや強めであるため、原液塗布は避け、他の基剤で希釈して使用します。

水蒸気蒸留ユズ精油は他の精油に比べ香りが薄く、他とブレンドすると香りが負けやすいです。ユズの香りを大切にしながらブレンドを作る場合は、少なくともブレンド全体の8割程度の滴数をユズ精油に割く必要があるでしょう。一方で、お肌に触れるアロマクラフトを作成する場合には、前述の通り皮膚刺激性も考慮しなければなりません。湿ってふやけたお肌はより刺激を受けやすい状態です。バスオイルなど入浴絡みの精油ブレンドはその影響が出やすくなりますから、特に注意しましょう。

ユズ水蒸気蒸留を行うことにより、柑橘系果皮の精油では珍しく芳香蒸留水ユズウォーターも副産物として得られます。芳香蒸留水もほのかなユズの香りが心地よく、汗ばむ季節にはそのままでお肌のリフレッシュにも使える他、冷やしたおしぼりに吹きかけて和の香りのおもてなしなどにも利用できます。

あなたと あなたの大切な人々を癒し、守り、支えるために。古くから私たちの心と文化に根差し、今では世界の人々にも愛される日本産ユズの香りを暮らしと人生に上手に借りていきましょう。

 

 

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