こんにちは。Stillaアロマテラピースクール主宰、NARD JAPAN認定アロマ・トレーナー&アロマ・セラピスト 富田ゆかです。
今回は、NARD JAPAN認定アロマ・アドバイザーコース レッスン6の「座学」にまつわるトピックスを。
「嗅覚のメカニズム」と「調香の基礎」を学ぶ、こちらの座学。
私の教室では、様々な歴史的名香や現代的なフレグランスのお話などもダイジェストでご紹介しています。
それで、市販の香水の香りが大丈夫な方には、実際に代表的ないくつかの香水を少量付けたムエット(試香紙)をお渡しして、それぞれの香りの世界観を感じていただいているのですが‥
\その際の皆さんの反応がとても楽しい✨/のです。
「お祖母ちゃんの白粉の香り❣」(←クラシカルな名香)とか、
「学生時代のあの人の香り😲」(←90年代に大ヒットした香水)とか。
あんな思い出、こんな思い出、ざくざくと。
瑛人さんの❝ドルガバ❞『香水』の歌ではありませんが
(いや、そのまんまという方もいらっしゃるかも)
どなたも何かの香りをトリガーに、
過去の思い出や印象がみるみる鮮やかに蘇ります。
さて、皆様。これを❝プルースト効果❞と呼ぶこと、ご存知でしょうか?
特定のにおいが、それに結びつく記憶や感情を呼び起こす現象は、プルースト効果と名づけられている。フランスの作家マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』という小説の中で、主人公がマドレーヌを紅茶に浸した際、その香りで幼少時代を思い出す場面があり、その描写が元になっているということである。
引用元:『においと記憶』(富田 雅義)|日本医師会のニュースポータルサイト 日医on-line
https://www.med.or.jp/nichiionline/article/008191.html
情動を生み出す「扁桃核」も、記憶を整理する「海馬」も。
香りはひと連なりに本能の大脳辺縁系にアプローチするものですから。
香りと記憶は繋がり合いながら、一つ一つ私たちの中に体験が蓄積されていきます。
(香りの情報は鼻腔の嗅神経でキャッチされると、私たちの脳の奥深く「大脳辺縁系扁桃核」にダイレクトに運ばれ、その瞬間に「快」や「不快」といった情動を生みます。その後「海馬」も含めた扁桃核周辺の各所を様々に刺激しながら情報が伝わり、その影響は神経系・内分泌系を介して全身にも伝わっていきます。)
かくいう私にもありますあります‥
様々な香りに、懐かしく愛おしい思い出、甘酸っぱい思い出、時に切ない思い出が。
甘いも酸いも、自分の中できちんと熟成して行けたら良いですね~。
どんな思い出も、必ず意味のある人生の1ピースにしていきたいなと思います。
🌿「嗅覚」と「香りの世界」に楽しく迫る、NARD JAPAN認定アロマ・アドバイザーコースのレッスン6。
このレッスンの実習では、天然精油を用いた調香体験を行います。
生徒さんのたちの調香実習のご様子は、こちらの記事でシェアさせていただいています。
どうぞ併せてご覧ください。
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今日も様々なバックグラウンドをもつ方々が、Stillaの教室やZoomで心と身体の健康と美しさに役立つメディカルアロマを楽しく学ばれています。
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