こんにちは。渋谷区代々木のStillaアロマテラピースクール主宰、NARD JAPAN認定アロマ・トレーナー&アロマ・セラピスト 富田ゆかです。 「Today's AROMA」では私の日々のメディカルアロマのレシピや体験記をアーカイブしています。
今週、13歳の娘が風邪をひいて珍しく寝込んでしまいました。
前の週に中学校の定期試験があったので、少々疲れがたまっていたのかもしれません。
メディカルアロマでもっと予防や対策をしてあげていればよかったなーと反省しました。
寒い季節ではなくなったこともあり、正直、私も娘もこのところ風邪などへの警戒心が薄れていた気がします。
しかし、近頃も新型コロナウイルスはまた変異株となって(もう第10波でしたっけ)じりじりと続いている様ですから‥
2024年の今でもやはり通年で気を付けなくてはいけませんね。
今回の娘のケアには「アロマフォースローション」と「手作りオレガノカプセル」を用いました。
この様なアロマケアのアイテムは医薬品とは違い、予防から使うことができるのも魅力です。
私は風邪の症状などは特にありませんでしたが、娘から風邪のバイキンをもらわない様に私自身もこれらでしっかりと対策をとりました。
\🌿3日目に復活🌿/
娘は今回しっかり休養&2日間のアロマケアで回復し
3日目(6/20)に日常生活に戻りました。
2024.06.18 ① プラナロム「アロマフォースローション」
恐らく日本の薬機法(旧薬事法)の絡みで「ローション」と表現しているのだろうな‥とそこは大人の事情を汲み取りつつ。
それでもついつい毎回「基礎化粧品ではないのよー!」と若干突っ込みをいれながらご紹介してしまうのが、こちら「アロマフォースローション」です。
(だって中身は精油100%原液ブレンドなので。もしもお顔にそのままパシャパシャ塗ったら大変💦)
フランス式メディカルアロマテラピーの本場ベルギーに本社をおくPRANAROM(プラナロム)の商品です。
新型コロナ、インフルエンザ、風邪全般の対策で〈皮膚塗布〉で使用することを意図して作られた、
高品質なメディカルアロマブレンド剤です。
空気浄化などの室内ディフューズ用のアロマ商品にも見えそうですね。
ディフューズで使えなくはないけれど‥でもそういう目的の商品ではありません。
ユーカリ・ラディアタ、ユーカリ・グロブルス、ラヴィンツァラなど、酸化物類の1,8-シネオールという芳香分子を高濃度含む天然精油をメインに、免疫系や呼吸器系に有用に働きかける精油群が総合的にブレンドされています。
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\今回こんな形でケアに使用/
🌿娘(13歳)には‥
寝込んでしまった2日間に1回2滴を1日3~4回、喉もとや胸のあたりに塗布して使用しました。
復調した3日後以降も1日に2~3回程度に減らしてしばらくアフターケアを続けていきます。
🌿私自身には‥
1回2滴、厳密ではないけれどだいたい1日に2~3回程度といった頻度で喉もとに塗って使っています。
この調子で今後しばらく続けていきます。
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1,8-シネオールは抗ウィルス作用や抗菌作用が強く、呼吸器系粘膜の炎症を抑えたり機能を改善し免疫を強化する働きを持つ芳香分子です。
医薬品でもこの芳香分子はトローチ剤や薬用のど飴、咽頭炎用のシロップ剤などに欠かせない有効成分です。天然精油を用いるアロマテラピーでなくても、今まで知らず知らずのうちにこの分子のお世話になっていたという方も多いのではないでしょうか。
アロマフォースローションはスーッとしたハーブ系の清涼感とともに深みも感じられる良い香りにまとめられています。どなたでも日常にも風邪の時にも使いやすい香りでしょう。
天然精油100%で構成されているアロマフォースローションですが、下記の方々に対しては【禁忌×】【注意△】があります。
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【禁忌×】
妊婦・授乳中の女性
乳幼児・高齢者
神経系が弱い方
(てんかん患者の方など)
※このような方々には使うことができません。
【注意△】
6歳以上~18歳未満の子供
※年齢・体重等を考慮し「使用量」と「頻度」に注意の上で使います。
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※上記の【禁忌】【注意】は、この商品に含まれるペパーミント(平均20%前後含むケトン類のl-メントンという芳香分子に神経毒性と堕胎作用あり)とクローブ(平均80%前後含むフェノール類のオイゲノールに子宮収縮作用と皮膚刺激作用あり)によります。
精油ブレンドの中身(禁忌・注意)と使い方を理解して上手に活用できれば、非常に優秀&とても便利な商品ですよ。
アロマフォースローションが気になる方は👇こちらの過去記事👇で詳しく解説していますので、併せてチェックしてみてください。
\この商品の詳しい解説/
2024.06.18 ② 手作りオレガノカプセル
もう一つのケアアイテムがこちら「手作りオレガノカプセル」。
既製品も使う時もありますが、私はプラナロムもしくは日本の健草医学舎(KENSO)の精油を使って手作りして使うことが多いです。
既製品でしたら品質面の安全性・有用性で信頼のできるプラナロムの「オレガノプラスカプセル」やラフューレの「オレガノカプセル」をよく使います。
今回、娘はいつもよりも免疫力が落ちていた可能性がありました。
そんな時には、私は風邪対策アロマブレンドに加えて、身体の内側から抗ウィルス/抗菌/免疫強壮と一気にブーストすべく「オレガノカプセル」も必ず併用していきます。
オレガノは、抗寄生虫/抗菌/抗ウィルス/抗真菌作用や身体の強壮/刺激作用の強いフェノール類の芳香分子(カルバクロールとチモール)が半分以上を占める精油です。
残りの部分も抗菌/抗ウィルス作用のあるモノテルペン炭化水素類の芳香分子(γ-テルピネンやp-サイメンなど)で構成されています。
フェノール類の皮膚刺激性による【禁忌】はあるものの、精油全体の特性から抗感染対策、免疫強化、腸活などの方面に役立てられるメディカルアロマ的に非常に有用な精油の一つです。
これはあくまでも私の個人的な感想ですが、オレガノカプセルを服用するのとしないのでは感染症の治り方が全く違うんですよね。
同時に皆様には、日本においては現在どのようなものでも〈精油を用いた療法や実践法は医療にも医薬品にも該当するものではない〉ということがあるのもご理解いただきたいと思います。
プラナロムの精油が現代医療の現場で使われているベルギーやフランスと日本とでは法的な事情が全く異なりますので。
私はプラナロムの精油の化学的な特性と心身への影響を十分に理解した上で、自己責任のセルフケアとしてメディカルアロマを実践しています。
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アロマテラピーの天然精油の「香り」や植物の持つ「癒しの力」は非常に根源的なものです。アロマテラピーの講師として、そういったアロマの本質の部分は全ての人々に開かれた世界であって欲しいと常に願っています。
一方、一定以上の学習によって精油のクリニカルな面の活用が可能になってくるのがフランス式メディカルアロマの分野です。
更にその中でもとりわけ「経口摂取」の実践は最上級レベルの専門知識が必要になります。
その為、「経口摂取」については〈必要なことを理解して自己責任でセルフケアとして実践出来るようになりたい方〉に特化したワークショップ/レッスン限定で詳しくお伝えすることにしています。
\例えばこういったワークショップ/
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とは言え‥
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私自身の日々のアロマにおいては経口摂取もその他の多くのアロマケア同様、必要に応じて実践するごく普通の暮らしの一コマですので‥
このToday's AROMAシリーズでは、メディカルアロマ講師のリアルなアロマライフログとして今回の様な話題もしばしば登場しています😉
お蔭様で今回娘はさほど長引かず日常生活に戻ることができました。
体調が完全に本調子に戻るにはあと2日くらいでしょうか。
引き続き大自然由来の精油達の力を借りて過ごしたいと思います💪
皆様もどうぞご自愛を🌿
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