こんにちは。Stillaアロマテラピースクール主宰、NARD JAPAN認定アロマ・トレーナー&アロマ・セラピスト 富田ゆかです。
2022年11月に開催した〈Stilla精油ブレンド研究ゼミ〉のレポートです。
Stillaでは様々なテーマで、メディカルアロマを研究するゼミを教室やZoomで開催しています。
この日教室で開催したゼミは
【ヒポクラテス4体質論✖️フランス式メディカルアロマの体質改善】についてのお話、
“Part 2“でした。
\Part 1はこちら/
古代ギリシャの医哲学者〈ヒポクラテス〉が唱えた「4元素論」に沿って
4タイプに分類された「体質・気質」の中から、
Part 2の今回は
🌿「神経質(黒胆質)」‥“DRY✖️ COLD“タイプ。象徴する元素は「土」
🌿「胆汁質」‥“DRY✖️ HOT“タイプ。象徴する元素は「火」
をたっぷり深堀りしました。
神経質と胆汁質の共通点をざっくり挙げると、
✔︎心理的にも肉体的にもDRYな性質
✔︎他者に対して閉鎖的・排他的
あれれ、、DRYな要素が強いこれらの2タイプって、
なんだか冷徹無比で無愛想っぽい言葉ばかり・・??
いやいや、それが単純にそういう話でもありません。
ここは「良くも悪くもDRY」という風に受け止めてください。
本来4つの元素に象徴される性質自体に「善/悪」や「優/劣」というものはありません。
4体質のどちらのタイプも、ポジティブ面とネガティブ面は表裏一体です。
もしもDRYな要素が過剰になれば、当然DRYの持つネガティブな面が心身に表れてきます。
大切なのは、その“塩梅“。
個人の中にある各要素の“バランス“でした。
そう、私達人間はヒューマンなWETさも大事だけど、それと同じ量だけDRYな部分も必要なんです。
もしもWETなだけでは周囲に流されたり浮ついたりで、自分の人生なのに自分の意思で決断して前に進むこともままならなくなりますからね。
それに加えて、WETとDRYという2つの中にもまたそれぞれに陰(COLD)と陽(HOT)があります。
太陰(月)と太陽のように、陰陽の2つも偏りない状態で存在する必要があるわけです。
つまり、自分自身の中に4つの元素(4体質)全てを均等に持ちましょうということです。
ただその一方で、
外部環境も内部環境も常に移り変わる中で生きている私たちが
「4元素を均等に持ち、それを維持し続ける」というのは、
口で言うほど簡単なものでもないのもまた事実。
そういった時、
この【ヒポクラテス4体質論✖️フランス式メディカルアロマの体質改善】のメソッドはとても良い支えになります。
神経質・胆汁質の2タイプについて、
それぞれの体質・気質に合った〈精油選択&ブレンド理論〉も含めて
ばっちりマスターしていただいたPart2の今回。
最後はプラナロムの精油を用いて、
体質に合わせた“経口用“のデトックスメディカルアロマブレンド
の作成も体験していただきましたよ。
メディカルアロマの本場ベルギーのNARD代表
ドミニック・ボドゥー先生のレシピで行いました。
ご受講生のお二人様とも経口ブレンドを作成するのは初めてだということで、とてもワクワク期待感でいっぱいのご様子でした♫
✔︎「専門知識」
✔︎「実践スキル」
✔︎「基準を満たした材料」
この3つ全てが揃う状況の方が、自己責任でセルフケアで実践するものです。
当校のレッスンでは毎回充分に時間を割き、安全にアロマテラピーを実践するために必要な理論と精油の知識もしっかりとお伝えしています。(アロマクラフトはプラナロム社の精油を使用)
既に、数週間前に開催した“Part 1“で
🌿「リンパ質」と
🌿「多血質」を学んでいるので、
これで〈ヒポクラテス4体質論〉の全タイプを押さえられましたネ。
4体質論を詳しく学んでいくと、
誰しもご家族や周囲の方々など
自分がよく知る人々の気質・体質が自然に思い起こされます。
他者のことって、自分自身よりも客観的に観れます。
受講生の方々から、「まさにこの事!」と驚くほど
4体質論にドンピシャな事例や体験も
ゼミでシェアしていただくことができました。
この世に生きる私たちが4元素のバランスをとって生きようとすることの重要性。
ひしひしと感じます。
気質・体質の偏りによる影響は地味に大きいものですから。
自戒も込めて。
\胆汁質と神経質、それぞれのDETOX✨/
さあ、いよいよ次回“Part 3“がこのテーマの最終回です。
4タイプ別の精油選択法やブレンド理論をより総合的にブラッシュアップしていきます。
\アドバイザーコースでも4体質論をご紹介/