こちらは今、私が実践中の
経口用デトックスブレンドです。
こんにちは。渋谷区代々木のStillaアロマテラピースクール主宰、NARD JAPAN認定アロマ・トレーナー&アロマ・セラピスト 富田ゆかです。 「Today's AROMA」では私の日々のメディカルアロマのレシピや体験記をアーカイブしています。
■この記事の内容■
先月末(10/30)から秋のデトックスケアを始めました
経口用デトックスブレンドを使って、先月末から秋のデトックスケアを始めました。肝臓・腎臓・肺・腸・皮膚など身体の排出器官をドレナージュし、体内に溜まった毒素を排出していきます。
経口と言っても、ゴクゴク飲むのではありません(それはダメ✖️)。
このブレンドは1日1回朝or夜に1回4滴(=0.2ml)を経口摂取します。3週間継続し、その後1週間休止するサイクルを続けます。プラナロム/KENSOの精油で作ります。
苦みが強いブレンドなので、蜂蜜と一緒に摂取しています。我が家には代替糖のアガベシロップもあるので、日によってはアガベを使ったりも。
それにしても結構ほろ苦いんですよね。例えるならお砂糖を入れたエスプレッソくらいの苦さといった感じでしょうか。
以前、「菜の花・たらの芽・ふきのとうなど春に出回る苦味のある食材は、私たちの体から老廃物を排出するのを手伝ってくれる」と聞いたことがあります。春(と秋)は一年の中でデトックスに向く季節とも言われますから、なんだかすごく頷けます。
デトックスのアロマケアはベルギーのメディカルアロマ専門家ドミニック・ボドゥー先生によると、若い世代の方は1サイクル(1ヶ月)だけで済ませても良いようです。でも、「45歳以上なら」2〜3サイクルは続けたいというお話。私は後者の世代なので、この秋は2サイクル(2ヶ月)の予定で進めています。
今日(11/27)までに感じた変化は・・
この記事を投稿している本日11/27は、ちょうど 1サイクル目最後の1週間の休止期間中です。それが、飲んでいないと妙に恋しいあの苦味。なぜ? 肝臓が疲れているのかしら。
今日までに感じた変化をまとめてみました。
✔︎口角炎が起きました
私の過去のデトックスケアの経験では、大抵いつも摂取を始めて2週間後くらいに頬のあたりにポコッとニキビ?おでき?が現れていました。なので、今回もそんな感じかと思いきや、開始から1週間後に突然口角炎が起きてびっくり! 口の片端が炎症してパカッと開くなんて、ここ10年か15年は覚えがなくて。いや、もしかしたら幼少期以来かも。
果たしてこれはデトックスのプロセスの一環なのかどうなのか。そこは分かりません。でも、口角炎が起きたことは事実。そして、お肌から何だか物言いたげな印象を受けました。表皮は脳とも繋がりがあります。心身共に溜め込まず、出すべきものは出していかねばね・・。
✔︎お肌が潤うようになりました
幸い口角炎はその後1週間ほどで綺麗になくなりました。マスク生活であまり気づかれなかったのは良かったです。嬉しいことに、それからはフェイシャルのお肌が以前よりしっとりと潤うようになりました。何だか「プチ乗り越えた感」があります。
✔︎体内の深いところでもプロセスが進んでいそう
お肌以外で感じたことでは、まず、お通じが良くなりました。利尿作用もとても感じます。それから、この期間中、ここ数年の私の生活では珍しくお酒をいただく機会が何度かあったのですが、とても美味しく楽しめて二日酔いもありませんでした。
普段我慢強く「物言わぬ臓器」とも言われる肝臓ですから、定期的なケアとクレンジングも大切ですね。肝臓はアルコールに限らず食品、薬品、農薬や保存料・添加物なども含めて身体に取り込んだ成分を濾過します。身体に必要な物とそうでない物・有毒な物を選り分け、それぞれ適切に処理してくれています。
またこれから2サイクル目の摂取期間に入ります。体内の老廃物や排出器官に溜まった不純物の残滓をさっぱり手放し、体調も体質もすっきり整えて行きたいと思います。
2021.10.30 デトックス経口ブレンドで使用した精油たち
肝臓・腎臓・肺・腸・皮膚など排出器官のドレナージュ、体質改善に向けて。
精油濃度100%、全10ml、経口摂取で約2サイクル(約2ヶ月)分。
ブレンド精油リスト
- ジュニパー Juniperus communis
プラナロムではジュニパーベリー(実)ではなく、❝実付き小枝❞から抽出。ヒノキ科らしい森林浴効果が期待できる香り。ジンの香り付けでも有名。鬱滞除去や抗炎症などの特性を活かしてボディケアでよく利用されるが、自律神経系を調整する作用も期待できる。今回は主に肝臓と腎臓に働きかけることを目的に選択されている。 - ローズマリー・ベルベノン Rosmarinus officinalis CT(Verbenone)
ローズマリー精油の中でも、ケトン類のベルベノンを含むタイプ。ベルベノンと共にモノテルペンアルコール類のボルネオールを持ち、この二つの芳香分子には肝臓で作られる胆汁の分泌促進作用がある。今回はこの精油の肝臓に強く働きかける特性に期待して選択されている。ケトン類を含む他の精油に比べて神経毒性は低めで禁忌はないが、注意事項を確認して使用する。 - ロベジ Levisticum officinalis
セリ科の植物の根から抽出。他の多くのセリ科の精油にも通じるほろ苦く少し重めのスパイシーな香りを持つ。含有成分の平均70%前後がフタリド類の芳香分子で、これらの分子が持つ肝臓解毒作用や腎臓排液促進作用により、肝臓や腎臓など身体の排出器官に有用に働きかける効果が期待できる精油。使用の際は禁忌・注意を要確認。
🔻より詳しい精油解説はこちら
- ラブラドルティ Ledum groenlandicum
ツツジ科の植物の葉付き小枝から抽出。ほろ苦さと共に樹脂のような落ち着きも兼ね備えたリラックス系のハーバルな香り。肝臓排液促進・肝臓再生・鬱血除去作用など肝臓や腎臓に非常に有用な特性を持つ精油で、今回のブレンドでとても大きな役割を果たしている。注意事項を確認して使用する。 - ワイルドキャロット Daucus carrots
セリ科の植物の種子から抽出。アーシーでルーティーな重めの深い香りを持つ。肝細胞再生作用があるカロトール(セスキテルペンアルコール類)を30〜80%含み、肝臓・腎臓の解毒や排液促進、肝臓再生作用などの特性を持つ精油。注意事項を確認して使用する。 - レモン Citrus limon
爽やかなレモンの皮の香りは心身共にリフレッシュに最適。70%前後含むd-リモネン(モノテルペン炭化水素類)には肝臓強壮・腎臓刺激・蠕動運動促進作用がある他、血管拡張作用よる血流改善の効果も認められている。静脈強壮・鬱滞除去作用のあるγ-テルピネンも含み、肝臓・腎臓・腸・循環器系など総合的に新陳代謝に貢献してくれる精油。光感作(光毒性)作用の禁忌があり、皮膚刺激の可能性もあるため注意事項を確認して使用する。
~メディカルアロマの基礎知識を持ち、精油を安全に効果的にセルフケアで役立てていきましょう~
🔻生徒さんたちのデトックスブレンド作成のご様子です
暮らし、仕事、人生。すべてに活きるアロマの資格と知恵を。
Stillaアロマテラピースクール アンド サロンでは、NARD JAPAN認定アロマ・アドバイザーコース、アロマ・インストラクターコースを毎月開講/定期開講しています。
今日も様々なバックグラウンドをもつ方々が、Stillaの教室やZoomで心と身体の健康と美しさに役立つメディカルアロマを楽しく学ばれています。
🔻各コースの詳細・募集要項はこちらをご覧ください。
各資格対策コースのご受講をご希望・ご検討中の方は、まずは【開講説明会】にてご相談ください。教室とZoomで開催中です。