こんにちは。渋谷区代々木のStillaアロマテラピースクール主宰、NARD JAPAN認定アロマ・トレーナー&アロマ・セラピスト 富田ゆかです。
「Today's AROMA」では私の日々のメディカルアロマのレシピや体験記をアーカイブしています。
元旦に、15秒アロマクイズの動画をSNSでシェアしました。
AROMA QUIZ
新春のアロマのクイズです。
🌿ユーカリ・レモン
🌿ラベンダー・スピカ
🌿カタフレイ
去年これで私はブレンドを作りました。
それはどのようなケアだったでしょうか?
ピンと来る方はいらっしゃいましたか?
その答えが・・こちらです。
\虫さされ!!/
去年の夏、気付かぬうちに何かの虫に腕をさされてしまいました。
蚊ではありません。
ブヨとかアブでもない感じ。
(↑過去にブヨ経験済み。ブヨは別次元の過酷な痒みと腫れです)
ダニなのかノミなのか、一体何なのか・・
とにかく、とにかく・・
\グァァァ痒い〜💦/
気付いた時には腫れが広がって熱感が。
日常生活に支障を来たしそうなイライラする痒みが出てきました。
慌てて精油箱を開けて、メディカルアロマでケアをしました。
今日はその時のケアの内容と精油3種類の解説をご紹介しますね。
プラナロムの精油を使っています。
❝虫さされのケア❞、2022年夏の私の場合
アロマ用のジェル基剤「ケンソージェルナチュレ」を手のひらに500円玉程度取り、
その上から
✔︎ユーカリ・レモン
✔︎ラベンダー・スピカ
✔︎カタフレイ
をそれぞれ2滴ずつドロップ。
ささっともう一方の手でジェルと精油を混ぜ合わせて、患部に塗り広げました。
すると、この時の私の場合は
5分もしないうちにすぅっと痒みが緩和されて
イライラ不快な感覚も落ち着きましたよ。
ただ、しばらくするとまた痒みと赤みがぶり返して来ました。
ということで、
痒みがぶり返したらまた同様のジェルを塗る
という感じで、
初日は1日に4〜5回程度を塗布。
その後は1日に3回程度の塗布を2日間続けたところ、
患部がほとんど気にならなくなりました。
3日間でめでたく謎の虫さされのケアを終了することができました♫
今回のアロマジェルは、主に
✔︎ヒスタミンや炎症と痒みを抑え、
✔︎患部に付けられた虫による毒素を中和し、
✔︎痒くて掻いた傷を早く治すこと
を意図して、
3種の精油をブレンドしています。
メディカルアロマには本当に色々な精油があり、素晴らしい働きを持つものがたくさんあります。
ですから、虫さされのケアでも他のケアでも、それぞれ「必ずこのブレンドでないといけない」ということはありません。
でも、この3種の精油が手元にあったら、これらの精油は例えばこんな形で私たちを助けてくれたりもするというお話。
ご興味ある方はそれぞれの精油の特性と禁忌・注意をよく理解して、ぜひ上手に暮らしの中でケアに活かしてくださいね。
リフレッシュ系のハーバルな香りが爽やかな❝虫さされのケア❞のブレンドでした。
精油さん達、2022年もどうもありがとう🌿
今年もどうぞ宜しくね。
ブレンド精油リスト
- ユーカリ・レモン Eucalyptus citriodora
❝蚊よけのアロマ❞で有名なレモン風のシトラスグリーンな香り。この系統の香りは、興奮した時に心を鎮めたい時にも向く。蚊が嫌がるシトロネラール(テルペン系アルデヒド類)を75%前後、同じく蚊の嫌がるシトロネラール(モノテルペンアルコール類)も含む。シトロネラールは抗炎症・鎮痛作用も強いため、この精油は痛みと炎症を伴う肉体面のトラブルの予防やケアに有用。捻挫、肉離れ、筋肉痛、筋肉炎、関節炎、リウマチ、テニスエルボー、腱鞘炎、腰痛、ギックリ腰など。禁忌として、この精油に含まれるテルペン系アルデヒド類に皮膚刺激性があることから50%以下に希釈して使用すること。 - ラベンダー・スピカ Lavandula spica
ラベンダー系でもL.アングスティフォリアとは植物の種類が異なり、精油の成分も香りも全く違う。この種は多量のリナロール(モノテルペンアルコール類)と共に1,8-シネオール(酸化物類)、カンファー(ケトン類)を含み、シャキッと鋭角的でハーバルな香りを持つ。傷を回復させる作用・鎮痛作用、また毒虫などに刺された際の抗毒素作用といった特性が特長的。殺菌・抗菌・抗ウィルス・抗真菌作用もある。そのため、傷・火傷、虫刺され、皮膚・粘膜の各種感染症の予防やケアに重要な精油。ケトン類の神経毒性により注意事項があるので、確認して使用する。 - カタフレイ Cedrelopsis brevei
マダガスカルなどで育つプタエロクシラ科の植物の木部から抽出。どこかゴボウの香りの一部も彷彿とさせる、懐かしさのあるオリエンタル調の森林の香り。抗炎症・鎮静作用の強いセスキテルペン炭化水素類(−)を多く含むとともに、体液の鬱滞除去が得意な分子が多いセスキテルペン炭化水素類(+)も含む。精油全体の特性として抗炎症・鎮痛・鎮掻痒・抗ヒスタミン・鬱血除去作用があることから、皮膚や身体各部位の炎症性疾患のケア、血液循環促進が必要なケアに用いる。