こんにちは。Stillaアロマテラピースクール主宰、NARD JAPAN認定アロマ・トレーナー&アロマ・セラピスト 富田ゆかです。
先日開催したリップand/orネイル用アロマバーム作りの様子をお伝えします。NARD JAPAN認定のアロマ・アドバイザーコース Lesson2の実習です。
今回ご参加の生徒さんは座学部分をZOOMで受講されています。この日は、Lesson1のルームコロン作りとLesson2のアロマバーム作りの実習部分の履修で教室にいらっしゃいました。
様々な精油とともに、色々なアロマ基剤の扱いも分かるようになるとアロマテラピーの実践の幅も広がってきますね。
❝お題❞に合わせて精油をブレンド
今回のアロマバームは「リップand/orネイル用」という❝お題❞が、カリキュラムで決められていました。
Lesson2の座学で学んだ5つの精油の中から、そのお題に合わせてオリジナルの精油ブレンドを考えます。
選択肢の精油たちはこちらでした。
2.ジュニパー
3.フランキンセンス
4.ミルラ
5.ティートゥリー
例えば、荒れ、ささくれ、傷、炎症、痛み、爪真菌症や皮膚・粘膜の感染症など・・まだあるかな??
リップ、ネイルや甘皮周りで起こりやすいトラブルの予防やケアなどを意識しながら、これらの精油の中からブレンドレシピを考えていただきました。
アドバイザーコースでは香りの面も大切にしながら、含有する成分面からも効果・効能の目的に合った精油ブレンド作りの練習を丁寧に積み重ねていきます。講師のサポートがありますので、安心してのびのびとトライしてくださいね。
アロマテラピーが全く初めてという方も、「なんとなく好きな香りでブレンド」「いつもだいたいラベンダー」という方も。
香りも薬理も思いのままに自分自身の手で暮らしにメディカルアロマを活用できるようになると、今までとは全く違った域でアロマライフが広がります。
ちなみに、このLesson2の座学ではモノテルペン炭化水素類とセスキテルペン炭化水素類(+)(-)について詳しく学びました。ここに登場した5種類の精油たちは、この二つの成分類を《片方》もしくは《両方》豊富に含む典型例の精油です。
▼モノテルペン炭化水素類は、抗菌作用・抗ウイルス作用とともに抗炎症作用、その他、主に肉体面に対して有用に働く特性を多数持っています。
サイプレス、ジュニパー、フランキンセンス、ティートゥリーに、モノテルペン炭化水素類が多く含まれます。
その他、レモンやオレンジなど柑橘系果皮から得られる精油にも、モノテルペン炭化水素類(主にd-リモネン)が多量に含まれます。
▼セスキテルペン炭化水素類で(+)に帯電した分子は強壮・刺激作用、(-)に帯電した分子は鎮静・抗炎症作用があります。
ミルラはセスキテルペン炭化水素類(+)が主成分ですが、(-)もある程度含みます。
フランキンセンスにもセスキテルペン炭化水素類の分子(+)(-)が含まれています。
ミルラとフランキンセンスはどちらもカンラン科の木の樹脂から採れる精油です。いずれも精油全体の特性に創傷治癒作用があります。
実際に、アロマバームはこのように作っていきます
小さいケースの方にちょうど収まりましたよ・・
\生徒さんが今回の実習で作られたブレンドは、新たな発見がいっぱい🎵/
今まで馴染みのなかった樹脂系精油にチャレンジしてみたい!
ということで、今回ミルラ、フランキンセンス、ティートゥリーというご自身にとってチャレンジングなブレンドを考えて、リップクリームとネイルケアのクリームに仕上げられました。荒れたり傷つきやすい唇や指先の粘膜や皮膚を整え、バイキンたちからもしっかりガードしてくれるメディカル的にも優秀な精油選択です。
実際作ってみたら、その香りはまさにドンピシャ、心が鷲掴み!だったようです。たまらなく心地よい香りということで、その後もこのバームをお出かけにも持ち歩いて楽しんでいらっしゃるそうです😊 精油濃度2%。
あわわ、お手元のアロマクラフトにピントが合っていませんでした~。せっかく撮らせていただいたのにごめんなさい~💦
ボケボケな私のカメラの腕前はともかく、生徒さんのアロマクラフトの腕前はばっちりでした。
アロマの可能性は無限大です。これからもたくさん素敵なブレンドを発見していきましょう✨
\Lesson2のお話はこちらでも/
暮らし、仕事、人生。すべてに活きるアロマの資格と知恵を。
Stillaアロマテラピースクール アンド サロンでは、NARD JAPAN認定アロマ・アドバイザーコース、アロマ・インストラクターコースを毎月開講/定期開講しています。
今日も様々なバックグラウンドをもつ方々が、Stillaの教室やZoomで心と身体の健康と美しさに役立つメディカルアロマを楽しく学ばれています。
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