\あれっ?/
これって
❝わかってらっしゃる❞?!
立腹しかけた気分もどこへやら。
思わず二度見してしまいました。
こんにちは。渋谷区代々木のStillaアロマテラピースクール主宰、NARD JAPAN認定アロマ・トレーナー&アロマ・セラピスト 富田ゆかです。
「Today's AROMA」では私の日々のメディカルアロマのレシピや体験記をアーカイブしています。
◆◆◆
先週、ある朝のこと。
中2の娘が私のアロマ教室の部屋であれこれとアロマアイテムをスキンケアに使った後、ポイっと置きっ放しのままバタバタと登校して行きました。
\もー!使ったら戻してよー/
‥と、テーブルに残されたアイテム達を片付けようと手を伸ばしたその瞬間。
思わず二度見です。
そう、娘がニキビ肌のケアに選んだアロマケアアイテムの内容がかなり的確だったんです。
精油・植物油・ハーブウォーター・その他基材‥我が家には実に様々な種類のメディカルアロマのアイテムが常時多数あります。
生まれた時からそんな環境で育ってきた娘は、アロマテラピーを体感的に覚えてきました。
ただし精油は禁忌や注意があるものも多いので、中学生になった今でも「初めて使う精油は必ず私に一度確認してからね」と約束をしています。
一方、ハーブウォーターはどの種類も禁忌や注意といった心配はほとんどありません。
ですので、衛生面での取り扱いがきちんと出来るようになった小学校高学年からハーブウォーターは自由に娘に使わせてきました。
当初はもちろん多少の手ほどきはしましたが、その後は簡単な資料を渡して「自分でやってごらん」。
以来数年、娘が何かにつけ楽しそうにハーブウォーターを使っているのを遠目に眺めておりました。放牧の様に。
最近はニキビが気になる様で色々と試していたようです。
今回、娘が選んだアロマアイテム達はこちら。
ニキビ肌のケアに必要な要素が広く押さえられているセレクションです。
娘は下記のハーブウォーター5種類をブレンドしてニキビ肌ケアのローションに。
また、ラベンダー・スピカは炎症したニキビの患部にピンポイントで1滴程度を原液塗布で使っていました。
解説メモ
❥ハーブウォーター(KENSO)/
- アルベンシスミントウォーター:
クールなメントール感と保湿効果。お肌の痒みやヒリヒリに。脂っぽいお肌も爽やかに。 - ティートゥリーウォーター:
抗菌・抗ウィルス・抗真菌作用で各種感染症対策に。MRSAやカンジダ菌の繁殖抑制にも効果的。 - タイム・マスキトナウォーター:
ソフトなハーバル感の心地良さ。抗炎症作用と保湿効果。MRSAやカンジダ菌の繁殖抑制にも効果的。 - ローズ・ゼラニウムウォーター:
ローズ調のフローラルに瑞々しいグリーンの香り。抗感染作用と美容効果。 - クローブウォーター:
甘くスパイシー。抗菌・抗ウィルス・抗真菌作用で各種感染症対策に。
※刺激が強めなので少量使いが基本。
※妊婦の方は(出産時を除いて)使用を控えて。
❥精油(プラナロム)/
- ラベンダー・スピカ:
クッキリした樟脳臭が印象的なハーバル感が強いラベンダー。
ニキビやヘルペスを始めとする各種感染症の予防やケアや、傷・火傷・有毒な虫に刺されるなど皮膚トラブルの対応が非常に得意。メディカルアロマに欠かせない精油の一つ。
主要成分は、抗菌・抗ウィルス・抗真菌作用と共に収斂作用などスキンケアの観点でも有用な作用を持つリナロール(モノテルペンアルコール類)、傷を回復させる作用(創傷治癒)を持つケトン類のカンファー、抗菌・抗ウィルス作用がある1,8-シネオール(酸化物類/オキサイド類)。
※ケトン類の神経毒性・堕胎作用により、使用に際して【注意事項】あり。
➡︎妊娠中・授乳中の方や乳幼児、高齢者・神経系の弱い方(てんかん患者の方など)は長期間・継続的・多量には使用せず、低濃度で注意しながら使う。
帰宅した娘にインタビュー
学校から帰ってきた娘に今回のセレクションについて聞いてみると、こんなことを言っていましたよ。
❝お母さんに尋ねたり渡された本を見ながら
6年生から自分で
ハーブウォーターを使って来たのだけど、
ニキビ対策とか色々やってきて
「本当に効果があるなー」
と感じて自分なりに気に入った種類
がこれなんだー❞
なるほどね! 自分のお肌で色々感じ取ってきたんだね。
娘の体感・実感から来るニキビ対策選りすぐりメンバーは、フランス式メディカルアロマの講師目線から見ても理論がそれを裏打ちするものでした。
これからも様々なアロマに親しみながら色々なことを感じて行って欲しいな。
あ、それとやっぱり、使った後は片付けて。
◆◆◆
❥今回ハーブウォーターは5種類ご紹介しましたが、これらの中でより種類を減らしてニキビ肌対策を考えるならタイム・マスキトナ ✖️ ティートゥリー、もしくはタイム・マスキトナ ✖️ ローズ・ゼラニウムの組み合わせが良いでしょう。
❥羨ましいことに娘の若いお肌は乾燥知らずだそうで、化粧水作りの時に保湿剤は不要なのだとか!
オトナになって久しい私のお肌の場合はそうもいかず、化粧水作りには保湿剤(グリセリンやヒアルロン酸など)も加えます。お肌の状況に合わせて調整しましょう。
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